こゆゆん’s blog

主婦トリマーによる愛犬のための健康、美容、しつけ、娯楽などなど幅広いブログ!

【体験談②】ソラじろーの門脈シャント発見~完治まで

 

 

さて門脈シャント体験談続きです。

 

 

 

ソラじろーとの出会い

まずソラは有名な某ペットショップでお迎えしました。

売れ残りでケンネルコフ発症中の半年の子犬でした🐶

まあケンネルコフ??あのー風邪をひいてて~

と知識のないアルバイトの方が言ってましたが💦

お値段は

三万円!!!

やすすぎ…💦

あまりに可哀想で連れて帰ってきてしまいました😢

 

門脈シャントの疑い?

病院に連れていき検査したところ

ケンネルコフであると診断

お薬をもらいついでに血液検査をしてもらいました。

ここで大変な事実が発覚!!!

 

肝臓の数値が異常です。

肝臓のお薬と血液をキレイにするお薬を出しておきます。

おそらく、この子は肝臓疾患またはフードによる数値の上昇、あとは門脈シャントの疑いです。

 

えぇええええー!!!!!

 

と思いましたが、

この安さ上にペットショップで購入

もちろん先天性の異常や何かしらあることは分かっていたので保険には加入済み

やっぱりね😰って感じでした。

 

これがその時の血液検査の結果です。

 

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肝臓の数値とともにTBAと言われる総胆汁酸が異常値

 

 

どうみても若いので門脈シャントの可能性が高いです

ですが、

検査してくれた病院は

門脈シャントの疑いは低いと仰っていたんですね

なぜなら食後に発作が起きないから、と

肝臓が小さいのかなーご飯のせいかなーと曖昧

 

確かにソラはなんの症状もなくいたって元気で

しいていうなら多飲多尿かな??

でも子犬だし、、、と思っていました。

 

今考えてもこんな若いのに肝臓が悪いなんてことあるの?

と思っていましたが

半年ぐらい投薬を続けました。

 

これが大間違いでした。

 

前の記事にも述べたように

この病気は早期に手術しなければ大変なことになります。

たくさんたくさん調べて

やはり門脈シャントじゃないかな?

とずっと思っていました。

 

 

検査結果

そしてセカンドオピニオンを受けました。

血液検査の結果のみわたし

すると先生から

 

これは門脈シャントです。ほぼ間違いありません。

 

投薬はやめて、すぐにCTをとって手術をしないと

手遅れになります!

 

ほらやっぱりーーーーー!!!!!!

ごめんねソラ本当にごめん、、、

無意味な投薬に何度も血液検査したことにより

レッドなのに一部白毛になり

子犬用のご飯は肝臓に負担になるので与えられず

療法食にしたせいで

痩せ細りガリガリでした。

可哀想なことをしたと反省しています。

色んな動物病院に連れていったほうがいいとつくづく

思いましたね!

 

先生に超音波でみてもらいそれらしき血管も発見

有名な病院または大学病院に行くよう言われました。

ただなかなか紹介状を書いてくれず💦

一ヶ月を過ぎたころ自分のお客様から

門脈シャントの症例が多くて優しい先生を知ってます!

行ってみてはどうですか??

と言われ早く手術をしてあげたかったので

その動物病院に足を運びました。

 

血液検査、総胆汁酸の検査、そしてCTを撮って

手術の方針を決めていきました。

 

画像はこちら

 

 

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太く長いシャント血管が後ろを通っているのが分かります。

 先生がわかり易く絵で書いてくださいました。

 

 

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まずこのCTを撮ったことによりソラの本当の病名は

 

肝外性門脈シャント

 

と判断されました。

肝臓の外に異常な血管が見つかったので

肝外性門脈シャント

肝臓内に異常な血管が見つかった際は

肝内性門脈シャント

になります。

肝内性門脈シャントの場合手術は難しく、食事療法と、お薬で治すのではなく進行を、おくらせることしかできません。

 

手術内容

そしてソラは運良く肝外性門脈シャント

場所的に横隔膜の近くで結んだほうがいいとのこと

結ぶときの注意としては

一気に結ぶと血圧が上がってしまうので

少しずつ締めていきます。

そりゃそうですよね血液の流れをとめるので💦

ある程度あがってしまったら一度手術は中断し、

二度目に縛りきります。

二度手術が必要になるかもしれない大きな手術でした。

こればかりは本人次第なので一度で終わるようとにかく祈りました😢

 

あとは術後発作が起きる可能性がある。

これは肝臓を使っていなかったため

血管をとめて一気に血液が肝臓に流れ込むと

肝臓が処理に追い付かず発作が起きて

場合によっては死亡してしまいます。

だから早いうちにまだ肝臓が本来の力を使える

若いうちに手術を受けた方がいいんです。

 

まずは手術が無事に成功するように祈りました。

 

手術当日

そして手術当日

体調はバッチリ、食事も抜きます。

朝から預けて15時には終わるとのことで終わるまでドキドキでした。

 

しかし…

夕方になっても連絡がありません。

もしかして何かあったのか??

不安でした。

 

17時頃連絡がきて

手術は無事に終了しました。

良かったあああ!!!!!

でも予定していた血管の縛る場所が

横隔膜に癒着していて剥がせなく

無理に剥がしてしまうと大量出血してしまうため

随分手前で縛るよう急遽変更しました。

なので思っていたよりも時間がかかってしまったようです😢

 

そのあとは三日間ほど入院して

二週間後に抜糸

そのまた二週間後に再検査をしたら

 

無事通常の数値になっていました😭😭😭

ということで特に症状もなく手術も一度で完治と

先生の腕と早期発見、本人が軽症であったため

術後もなにもなく今日まで元気に過ごしております😍

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かかった費用ですが

手術自体は15万程度でおそらくどこよりも良心的なのでは?と思っています。

その他にCT、検査、入院費で35万ほどでした!

わんちゃんのことだけを考えている優しい動物病院さんだと思います

気になるかたはコメントにでもおよせください!

 ちなみに最初の病院からようするに発見~完治までは50万ぐらいですかね…

まとめ

わんちゃんたちは思っているよりも色々な病気をしたり、発覚したりするので

健康診断は欠かさず受けた方がいいです。

一年に一度は愛犬のために健康を維持するために

きちんと受けましょう!

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました🐶